楽天・嶋基宏が語った「松井裕樹と田中将大のスライダーの違い」
2014年 02月 16日
山村さんが嶋さんが松井くんとマーさんの違いについて語った記事をアップしてくださってます
楽天・嶋基宏が語った「松井裕樹と田中将大のスライダーの違い」
東北楽天ゴールデンイーグルスの久米島キャンプ。そこには新人で唯一、一軍キャンプに選ばれ、先輩たちに囲まれて練習している松井裕樹の姿がありました。実際、彼のユニフォーム姿を見るのは初めてでしたが、テレビで見るよりも大きく、特に上半身は相当鍛えているなと感じました。
メイン球場で行なわれたキャッチボールでは、佐藤義則投手コーチ指導のもと、踏み出す右足の修正に取り組んでいました。松井は投げる時に、踏み出した右足のつま先が外側に向いてしまうクセがあります。そうなると、体の開きが早くなり、ボールの出どころが打者から見えやすくなってしまいます。それと力が逃げてしまうため強いボールがいかなくなる。こういうことはマウンドではなかなか修正できません。キャッチボールの時からしっかりと意識づけすることが大事なんです。
ただ、ブルペンでの投球を見ると、「さすが、ドラ1」というボールを投げていました。なかでもすごかったのがスライダーです。高校時代の彼のピッチングを何度か映像で見たことがあったので、ある程度の軌道はイメージしていたのですが、私の想像をはるかに超えていました。松井のスライダーはベース付近で「グッ!」と鋭くタテに曲がるのですが、スピードといいキレといい、これを高校生が打つのは至難の業だとあらためて思いました。キャッチャーの嶋基宏も、松井のボールの印象を次のように語っていました。
「まだストレートはコントロールできずにいますが、高めのボールはスピンが効いていて、伸びがあります。面白いのが、右打者のインコースに投げてくるボールです。これがカット気味に動くため、打者にしてみれば厄介な球だと思います。ただ、低めを狙ってボールがまだ弱いので、そこをクリアできればもっと良くなると思います。スライダーについても一級品です。田中の得意球は鋭く大きく曲がるスライダーでした。一方、松井のスライダーは、打者の手元にきてスピードが増し、タテに鋭く落ちます。ふたりのスライダーは、まったく別ものです。特に松井のスライダーはあまり受けたことのないボール。楽天でこんなボールを投げる投手はいません」
いかに松井のスライダーが特殊なボールなのかがよくわかりました。そのボールを生かすために何が必要かを聞くと、嶋はこのように答えてくれました。
「例えば、右バッターの外に逃げていくボールがあれば、ピッチングの幅は格段に広がると思います。そのためにも、チェンジアップをうまくコントロールできるようになってほしいですね。チェンジアップの精度を上げることができれば、本当に楽しみなピッチャーになります」
松井に対する期待の高さ、可能性の大きさは十分に確認できました。でも、最後に嶋はこうも語っていました。
「まだ高校生ですし、変なプレッシャーを背負わせたくない。そのためには、もっと他の投手に頑張ってもらいたい」
特に、嶋が言っていたのは、「若いリリーフ投手が出てきてほしい」ということでした。松井に注目が集まる中、若い投手たちは激しい競争を繰り広げています。宮川将、福山博之、菊池保則あたりの若手が、斎藤隆さんや小山伸一郎を脅かすようになれば、リリーフ陣はより厚みを増します。嶋が、「リリーフ陣が固まれば、松井は先発として経験を積ませられる」と言っていましたが、大型ルーキーが投げやすい環境を整えてあげることは、チームの重要課題だと思います。松井には先発として大きく育ってもらいたいと、誰もが思っているはずですから。
これから実戦での登板が増えてくると思いますが、どんなボールを投げ、どこまで通用するのか、楽しみでなりません。いずれにしても、近い将来、楽天の投手陣を引っ張っていく存在になることは間違いないので、今年1年でどこまで成長するのか、温かく見守りたいですね。
キャッチボールはただの肩慣らしじゃないんだなと
如何にキャッチボールの時間から意識して投げて、受けてをするかが大事なんだなと改めて
練習に無駄なことなんて1つもないということですね
キャッチボールの時間から選手を観察してみると色々面白いかもしれませんね
OP戦は出来るだけ早い時間に球場に着いておかねば!ですね
嶋さんとマーさんは、なんだかんだで一緒に育ってきたイメージなんですが
今度は松井くんを嶋さんとチームで育てていかないといけないんですよね
イーグルスの投手陣には色々課題がありますが、でも、今年は変わっていくための大きな一歩の年になるのかな?と
連覇をするためにも、序盤戦で如何に勝つというか経験を積んでいただくかということが責務なのかなと思いました
楽天・嶋基宏が語った「松井裕樹と田中将大のスライダーの違い」
東北楽天ゴールデンイーグルスの久米島キャンプ。そこには新人で唯一、一軍キャンプに選ばれ、先輩たちに囲まれて練習している松井裕樹の姿がありました。実際、彼のユニフォーム姿を見るのは初めてでしたが、テレビで見るよりも大きく、特に上半身は相当鍛えているなと感じました。
メイン球場で行なわれたキャッチボールでは、佐藤義則投手コーチ指導のもと、踏み出す右足の修正に取り組んでいました。松井は投げる時に、踏み出した右足のつま先が外側に向いてしまうクセがあります。そうなると、体の開きが早くなり、ボールの出どころが打者から見えやすくなってしまいます。それと力が逃げてしまうため強いボールがいかなくなる。こういうことはマウンドではなかなか修正できません。キャッチボールの時からしっかりと意識づけすることが大事なんです。
ただ、ブルペンでの投球を見ると、「さすが、ドラ1」というボールを投げていました。なかでもすごかったのがスライダーです。高校時代の彼のピッチングを何度か映像で見たことがあったので、ある程度の軌道はイメージしていたのですが、私の想像をはるかに超えていました。松井のスライダーはベース付近で「グッ!」と鋭くタテに曲がるのですが、スピードといいキレといい、これを高校生が打つのは至難の業だとあらためて思いました。キャッチャーの嶋基宏も、松井のボールの印象を次のように語っていました。
「まだストレートはコントロールできずにいますが、高めのボールはスピンが効いていて、伸びがあります。面白いのが、右打者のインコースに投げてくるボールです。これがカット気味に動くため、打者にしてみれば厄介な球だと思います。ただ、低めを狙ってボールがまだ弱いので、そこをクリアできればもっと良くなると思います。スライダーについても一級品です。田中の得意球は鋭く大きく曲がるスライダーでした。一方、松井のスライダーは、打者の手元にきてスピードが増し、タテに鋭く落ちます。ふたりのスライダーは、まったく別ものです。特に松井のスライダーはあまり受けたことのないボール。楽天でこんなボールを投げる投手はいません」
いかに松井のスライダーが特殊なボールなのかがよくわかりました。そのボールを生かすために何が必要かを聞くと、嶋はこのように答えてくれました。
「例えば、右バッターの外に逃げていくボールがあれば、ピッチングの幅は格段に広がると思います。そのためにも、チェンジアップをうまくコントロールできるようになってほしいですね。チェンジアップの精度を上げることができれば、本当に楽しみなピッチャーになります」
松井に対する期待の高さ、可能性の大きさは十分に確認できました。でも、最後に嶋はこうも語っていました。
「まだ高校生ですし、変なプレッシャーを背負わせたくない。そのためには、もっと他の投手に頑張ってもらいたい」
特に、嶋が言っていたのは、「若いリリーフ投手が出てきてほしい」ということでした。松井に注目が集まる中、若い投手たちは激しい競争を繰り広げています。宮川将、福山博之、菊池保則あたりの若手が、斎藤隆さんや小山伸一郎を脅かすようになれば、リリーフ陣はより厚みを増します。嶋が、「リリーフ陣が固まれば、松井は先発として経験を積ませられる」と言っていましたが、大型ルーキーが投げやすい環境を整えてあげることは、チームの重要課題だと思います。松井には先発として大きく育ってもらいたいと、誰もが思っているはずですから。
これから実戦での登板が増えてくると思いますが、どんなボールを投げ、どこまで通用するのか、楽しみでなりません。いずれにしても、近い将来、楽天の投手陣を引っ張っていく存在になることは間違いないので、今年1年でどこまで成長するのか、温かく見守りたいですね。
キャッチボールはただの肩慣らしじゃないんだなと
如何にキャッチボールの時間から意識して投げて、受けてをするかが大事なんだなと改めて
練習に無駄なことなんて1つもないということですね
キャッチボールの時間から選手を観察してみると色々面白いかもしれませんね
OP戦は出来るだけ早い時間に球場に着いておかねば!ですね
嶋さんとマーさんは、なんだかんだで一緒に育ってきたイメージなんですが
今度は松井くんを嶋さんとチームで育てていかないといけないんですよね
イーグルスの投手陣には色々課題がありますが、でも、今年は変わっていくための大きな一歩の年になるのかな?と
連覇をするためにも、序盤戦で如何に勝つというか経験を積んでいただくかということが責務なのかなと思いました
by mohikan-5
| 2014-02-16 17:54
| 楽天イーグルス'14